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川瀬ふみ の作者ニュース

ピックアップありがとうございます!

やっとこさ、甘さが来たと思ったらまたまたシリアス回に突入しております。
甘い中にも辛いものが欲しくなるんです。
すみません。

国王様を書きながら、また性懲りも無く他の新しい物語をせっせとチマチマ書いてました(笑)
先に完結してからにしろよと突っ込まれるんですが……。
すみません。

最後までお付き合い頂けますと嬉しいです。
宜しくお願いいたします。

閲覧、栞、拍手、エモ投票、ありがとうございます!
ファンの皆様、ありがとうございます!

少しだけ小話を。

「ベッドで眠れと、あれほど言っておるのに」

公務から自室へ帰ってきた織人は隅の方を見て、ため息をついた。
織人は迷うことなくスタスタと歩く。
そして、部屋の隅で足を止める。
そこにはしろまろの身体に自らの身体をくっつけて、丸くなって眠る鈴がいた。
しろまろが織人に気づき、顔をあげる。

「毎回、困ったやつだな」

ふっと微笑んだ。
下手をすれば成獣になったしろまろより、身体が小さいのではと思う鈴の身体を織人は軽々、そっと抱き上げた。
と、思ったらしろまろのプニプニの手が織人の手に乗った。
まるで連れて行くなと言わんばかりに。
しかし織人は引かない。

「鈴を一日中、独り占めにしていたのだろう?寝るときぐらい私の側に返してくれ」

そう言うと、しろまろはしばらく間を空けて、渋々手を退ける。
毎回このやり取りをしている。
鈴も織人が一緒に寝る時はベッドで最初から眠るのだが、こうして公務で遅くなった時や先に1人で夕食を食べてうとうとしてしまった時などは、部屋の隅でしろまろと共に丸まって眠ってしまう。
一応、鈴の身体が痛くないようにと風邪をひかないように、ふかふかの布団を隅に敷いてある。
しかし、織人は鈴が床で寝ていたらそのままにはしない。
前の部屋では鈴を1人で寝かせていたが、居住区へ移ってからは織人も一緒に必ず鈴をベッドへ寝かせて、隣で眠る。
最初こそおどおどとベッドから落ちそうなほど恐縮していた。が、織人の毛並みが落ち着くのかよく眠ってくれるようになった。
先に鈴を寝かせてから、織人も寝巻きに着替え蝋燭を消し、隣に横になった。
しろまろもベッドの下の方に上がって来て、丸くなる。
織人は鈴の前髪を梳きながら、頬にキスした。

「おやすみ、可愛い鈴」

もう一度、鈴の頬にキスして、抱きしめると織人は目を閉じた。

2019-07-08

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